未来の社労士のたまごパン🍳

社労士受験生の日常

他人軸から自分軸への道

どうも、たまごぱんです。

あるときクロミの『歎異抄という本を手に取りました。歎異抄という鎌倉時代の僧である親鸞の弟子の唯円によって書かれた作品をサンリオのクロミちゃんが紹介してくれるという内容です(注p2−3)。

 

本日は、以下の教えについて感じたことを書いていきます。

誰にアドバイスをもらうかは、しっかり熟考して自分で決めたほうがいい。

偉人の言葉として語られる話も人を介して少しずつ変わっていく。誰の話を聞いて、何を自分の人生に採用するのかは自分で決めよう。 (注 p13)

私の中で、「他人軸では生きない、自分軸を持つ」ということが大学時代の課題でした。私は自分軸のない、他人軸で生きていた人間だと自覚して、自分の人生があまりに誰かの操り人形のようだと落ち込んでいました。当時を思い返すと、自分軸で生きないと、自分軸を見つけないとという焦りばかりが先行していたものの、結局他人軸で生きていました。目の前に出会った人出会った人の話を聞いてはそれを鵜呑みにして、そんな人たちの考え方が多様がゆえに私は混乱しました。挙げ句の果てに、Twitter(現在のX)のアプリをインストールしては、キャリアに関してこうすればいい、このスキルや資格がないと・・というどこの誰が何の根拠を持って発信しているのか不透明な情報に踊らされました。結果待っていたのは、疲弊でした。

私はこの経験から自分の本心を言葉にすることがあまり得意ではないこと、情報に踊らされやすいことに気がつきました。自分の内面の声に注目すること、物事に対して批判的吟味をするという訓練が必要だと考えました。

まずは何年もかけて自分はどんな時に喜んだり落ち込んだりするのかや、どんな人生を歩んでいきたいのかというのを紙に書き出す練習をしました。その甲斐もあって今は当時よりは、他人軸ではなく自分軸を取り戻せている気がします。

ただ、批判的吟味という点は道半ばという感覚です。社労士の勉強をしていても、自分の気づきや考えなしに事象を捉えていることが多く、それってどうなの?という発想が欠落していることが多々あります。

最近はブログを始めましたが、批判的吟味をした上で自分の考えを持ち、発信してゆけたらと思っています。この活動が自分のためになると信じて。

 

たまごぱん🍳

 

注:宇都宮健太朗(2023). クロミの『歎異抄』ありのままの心を開くカギ 朝日新聞出版