自分の思い込みの限界
どうも、たまごぱんです。
人には得意なことや苦手なことがある。
私は実は、優先順位づけが苦手である。
ただ、最近気づいたことは、「苦手だから私にはあの作業はできない、向いていない」と思い込んでいるだけで、実際にやってみると苦手は苦手なんだけど、工夫してできることもあるということである。
最近、『「具体↔︎抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問』という細谷功さんの著書を読んだ。
私は具体の視点で生きており、物事の細部に捉われて、大枠や抽象的な概念を理解しようとしていないことに気がついた。勉強をする際にも、大枠ではなく細部に目が行きがちで勉強が面白くなかった。ここ1ヶ月くらいで大枠を捉える勉強法(細部は後回し)に切り替えたのだが面白いくらいに勉強が捗った。それは、枝葉ではなく幹を捉える、まさに抽象化である。
優先順位づけも、虫の目の視点で細部に捉われていたら全体が見えなくてどれが重要で急いでいるのかがわからないからできないのである(p85−86)から、抽象化のトレーニングを通して苦手をちょっとだけましにしてみようと思った。
自分の苦手とすることを力技で解決しようとしているつもりになるのは嫌である。でも、この本に出会って、精神論ではなく合理的な方法で、努力可能な範囲で、自分の苦手に対処できる可能性があると信じることができた。
以前の記事に書いたように私はマルチタスクも苦手で料理に困難を抱えていたが、いろんな工夫でできるようになってきた。まさに、私はマルチタスクが苦手故に、料理ができないと諦めていた事例であるが、実際には工夫さえできれば少しずつできるようになっていた。
自分の考えを信じたい。でもときにその思い込みは自分の足枷になっているかもしれない。
たまごぱん🍳
細谷功(2020).「具体↔︎抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問 株式会社PHP研究所